2012年6月12日火曜日

理由 宮部みゆき


この間、ドラマで宮部みゆき原作の作品がやっていたので思わず見た。
でもやっぱり本を先に読むとちょっとイメージが・・・。
この「理由」は、高層マンションに起きた殺人事件がきっかけで、家族とは何か、ということをテーマに問いかける。

隣近所も知らない都会の孤独と、親の愛情、家族愛。

殺人事件で殺された4人家族が、実はまったくの他人。そしてその部屋の持ち主も別人。
最初は、何だ?この小説は?
って思ったけれど、ぐいぐい引き込まれる。
ドラマも良かったけれど、小説の方がやっぱり泣ける。

ドラマと言えば、「レベル7」もやっていた。 こちらはSFチックな病院を舞台にしたサスペンスで、つっこみどころもたくさんあり、あまり感情移入できなかった。
宮部みゆき作品は、少年・少女が必ずキーパーソンとして登場する。
「我らが隣人の犯罪」もおすすめ!
短編なので読みやすいけれど、後に残るのだ。

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