出張中の本屋で、表紙が目に付いたのでついつい買いました。
ちょっとふざけたタイトル。
なんとなく軽く読めそうなミステリーかな、って思っていたら想像通り、テンポが良く読み進めました。
「フラグが立つ」とはIT用語?で、たくさんのデータの中から後でわかるように目印を付けること。
何かのエラーとか、条件に当てはまるものを、たくさんの中から「これだ!」ってわかるように。
この話は、現代に生きる死神、を追う若い雑誌記者と、雑誌社の隣に事務所を構えるあっちの世界のアニキが主人公。
アニキの親分が、部屋でバナナの皮で滑って転んで、床に落ちていた鉄アレイに頭をぶつけて即死する。
偶然にしては出来すぎた事故。 誰かが仕組んだ罠か?
親分の死に方に納得がいかないアニキは、若造記者に、「死神」という殺し屋がやったに違いないと言う。
特ダネに飢えていた記者は、とびついて取材をしていく。
だんだん死神の存在を信じ始めた若造記者、でも謎は深まるばかり。
個人的には、ツンデレ風の記者の女上司が好き。
話全体のいいアクセントになっている。
話自体はミステリー小説だけど、少々盛り上がりに欠けるか。
最後が若干、好き嫌いが分かれるかも。
でも、新幹線の中で読むとか、暇つぶしに読むのにはいいでしょう。
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