2014年9月11日木曜日

そうか、君は課長になったのか。

大体わかると思いますが、私も課長になったばかりのころ、この本を手にしました。
著者は東レ経営研究所の社長にまでなった佐々木常夫氏。
東レ経営研究所といえば、民間メーカー系シンクタンクとして有名です。

この本は、先輩上司が、課長になったばかりの後輩に向けて、自分が課長時代のことを振り返りながらアドバイスを語る内容です。

正直言うと、私の今いる会社と、この本に出てくる会社はサイズが異なります。
この本に出てくる会社は、日本のいわゆる大企業、または官公庁がモデルになっています。
新人採用で、良くも悪くも年功序列。
営業部、総務部、人事部、製品開発部、国際部、などなど、部署がたくさんあって派閥や昇進競争があったりする、「ザ・日本企業」です。

私の場合は4月入社というのは経験が無く、いつも中途採用。
比較的サイズが小さい会社なので、任せられる仕事の種類も多い。
縦割りではありませんし、年功序列でもない。

だからこの本が役に立たなかったか、というとそうでもありません。

私の今の職場は、社員は皆、20代後半~40代前半+α。
平均は30代
ということは、普通?の企業にいると思う、バブル世代や団塊の世代がいないんです!!

これはですね、私は、とても危惧すべきだと思うんです。
うるさい親父的な、でも気遣ってくれる、人生経験豊富な上司がいない。

うーん、まあ、部署を越えれば、いないことはないか(笑)。

電車でこの本を読むと、「あ、こいつ課長になったんだな」って思われるので、こっそりひとりで読むことをお勧めします。


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